果てしなく砂漠は続き、砂丘には、まるでミニチュアのような世界が現れます。それは時間という概念にとらわれないオアシスです。
近づいていくと、楽園へと扉が開き、そこから想像の世界への散策が始まります。高い石壁の下、左右対称の小道に沿って澄んだ水が流れ、それに続いて花々が咲き乱れています。ヤシの木やヒマラヤスギの木陰では、スパイシーな熱風が柑橘類の生き生きとしたノートを漂わせています。驚くようなコントラストがEau Nabati(オー ナバティ)の構成の中心になっています。ベルガモットの輝くようなフレッシュさとプチグレンのグリーンの趣きの間を、イモーテルとペルー バルサムの包み込むような熱っぽいアンバーノートが取り巻いています。それはコントラストが織り成すハーモニーです。
ご存じですか?
Nabati(ナバティ)は、「ボタニカル」を表しますが、これは古典アラビア語でのこの言葉の意味のひとつです。この言葉は、楽園の芸術とは切り離すことのできない、豊かに生い茂った植生を連想させます。それは不変の魅力を持った芸術です。